会場は久万高原町立直瀬小学校の体育館です。直瀬小学校は写真のように、地元の杉の木を全体に使用して建てられた、とてもモダンな学校です。久万高原町はかつて林業が盛んな村だったのですが、時代の流れで衰退してしまいました。しかし、学校を建てるときに「地元の資源を生かそう」という事で父兄が協力して材料を提供したそうです。デザインは有名な女性建築家(すみません、名前を忘れましたが)がしたそうです。木のぬくもりと明るい教室が印象的です。こんな校舎で勉強したら、子どもたちも楽しく出来るのではないかとうらやましくなりました。
会場となった体育館も同じように杉の木がふんだんに使用されています。窓が大きくて、明るいです。
最初は、愛媛県中予地方局産業振興課久万農業指導班の新崎係長により、 「愛媛県における有機農業の取り組みと今後の方向」という事で、資料に基づき現況の報告がありました。
次に泉精一氏による「自然農業の基本と土着微生物を生かしたボカシの作り方と使い方」という事で講演がありました。泉さん自身の養鶏とレモンなど柑橘栽培との複合経営を紹介しながら、自然農業の楽しさなどが語られました。会場にはその日収穫してきたレモンが持ち込まれ、参加者の方々に葉っぱと共に配られました。泉さんは「まず葉っぱを折って香りをかいでください。どうですか? いい匂いがするでしょう」と尋ねました。会場からは「いい匂い!」という声が上がりました。自然農業の農産物の品質の高さを充分アピールできたのではないでしょうか。
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