2010年11月13日土曜日

韓国自然農業の現場を見学 1


 専門講習会で講習を受けた後、自然農業に取り組む現場を見学しました。徹底的に取り組む農家の方たちの喜びの笑顔が印象的でした。
この方はヨン・グァンヒさんと言って、ハウストマトや路地野菜で実践しています。
この唐辛子は、すべて自然農業の資材だけで育てたもので、他の資材はいっさい使用していないそうです。
それまでの慣行栽培と比べ、収量、質ともアップ、収入は倍以上になったそうです。
 これは「農業薬水」のタンクです。一つが2トン入りますから、4トンの水を供給できるわけです。
 「農業薬水」は様々な岩石を集めてタンクに設置し、高い所から水をかけて、岩石のミネラル分を溶かします。また、ストッキングなどに土着微生物4番を入れて、中で発酵させ、薄い液肥のようなものを作ります。
 マコモで殺菌効果
 ヨン・グァンヒさんは、ハウスや唐辛子畑にマコモを敷くことで、殺菌効果があったと言います。
 マコモは石川県の池内玲子さんが、栽培したものを、以前訪問したとき株をわけたものです。マコモは食べてもおいしいものですが、茎の活用もおもしろいものですね。

2010年11月1日月曜日

果樹・一般作物専門講習会が開催されました



 8月2日から7日まで、韓国で自然農業果樹・一般作物専門講習会が開催されました。自然農業では、まず5泊6日の基本講習会を受講して基礎的な考え方や技術を学びます。次に果樹、稲・一般作物、養鶏、養豚などの分野別の専門講習会が3泊4日であります。

 日本でもその様に開催されていましたが、参加者が少なく、開催できていませんでした。理由を尋ねると、参加費の問題もあるが、忙しくてとても長い期間家を空けられない、というのが多くの方の意見でした。

 また、講師である韓国の趙漢珪先生のお年や健康を事を考えると、今後日本での学習の機会は限られてくることが予想されます。

 そこで、今後のことを考えて、講習会のビデオ資料を製作することにしました。そうすれば、参加者の数に関係なく、地域の小さな集まりでも開催することができるし、都合によっては2回に分けて開催することも可能だからです。               (この写真は谷城郡農業技術センターで自然農業の提案する未利用資源の活用の枠の前の趙漢珪先生です)