昨日、大分の山下哲生さんの農場を訪ねました。山下さんとは昨年農文協の関係で中国へ行ったのですが、その時初めてお会いしました。山下さんはイギリスで放牧豚を学んだそうで、日本放牧協会の会長をされています。またブリティッシュ・バークシャーという黒豚の原種の種豚の販売をしています。
⇒有限会社 黒豚振興エージェンシー
http://www.pigjapan.com/bbfarm/index.htm
一緒に見学したのは、先月訪ねた熊本県菊池市の武藤計臣さん。武藤さんは以前自然農業協会の会員だった方で、現在は放牧養豚をされており、「走る豚」というブランド名で豚肉を販売されています。
⇒やまあい村 http://www.yamaai-mura.com/
それから私の主人と二日前に初めて会った藤田直子さんです。藤田さんは昨年九月に東京で開かれた趙漢珪先生のセミナーに参加されて、福岡在住ということで最近事務局へ連絡されてこられたので、姫野が会いに行った縁です。
山下さんは中国で発表されたとき放牧養豚の話をされたので、私はてっきり大分の農場でも放牧養豚をされていると思っていましたが、現在はされていませんでした。ここではイノシシが多くて取り組めないそうです。そこで千葉県に土地を見つけ、今年引っ越される予定だそうです。最初は鹿児島県の大隈で始めたそうで、「私は放牧養豚じゃなくて『放浪養豚』ですよ」と笑っていました。千葉ではブリティッシュ・バークシャー(以下BBとする)で放牧養豚という事で、理想の形態にたどりつけるわけです。

全身を覆う白い防護服と長靴に履き替え、又養豚をなさっている武藤さんはシャワーを浴びて服も着替えるという準備をして、見学です。自然農業ではここまでした事がなかったのでびっくりしましたが、原種の育種をしているので病気には神経を使っているとの事でした。一般の豚舎では当たり前の事なのかもしれません。
分娩舎では、生まれて2,3週間の子豚たちが、おっぱいを飲んだり、電灯のある部屋に固まって寝たりしていました。この黒豚は日本によくある黒豚(7,8頭)と違って産子数が8~11頭と、多目です。また出荷までの日数も7ヶ月だそうですから、一般の白豚(180~190日)よりは一ヶ月長いものの、普通の黒豚(230日)よりは短いそうです。
親豚の豚舎では、イギリスから直輸入されたBBのオスやメスがそれぞれの豚房にいましたが、よく見ると顔が違います。毛なみも違うし、顔もくしゃっとしわがあるのとないのがあります。同じBBでも種類が違うそうです。
もうすぐ千葉に引っ越すので、現在「店じまいセール中!」だそうです。BBの種豚が欲しい方は今がチャンス!
肥育豚舎はオガクズ床になっていました。昨年、山下さんが土着微生物の発酵床にも取り組んでみたいと、おっしゃったので、プリへの原稿代のかわりに黒砂糖を送りました。本を読んで元種採取を試みたようですが、うまくいかなかったようです。また豚舎の構造上、太陽光線、換気の問題もあります。床の発酵にかなり人が手を加えてやれば、なんとか出来るのではないかと思いました。
見学の後は、炭火でバーベキューです。山下さんが私たちのために用意してくださっていました。木陰で栽培している椎茸をとってきて、それも焼きました。ご飯と豚汁、パンも用意してありました。BBの肉は赤身がきれいで、塩コショウだけだったのですが、臭みもなく脂身もおいしかったです!帰りに手作りソーセージのおみやげまでいただきました。
山下さん、ありがとうございました。
⇒有限会社 黒豚振興エージェンシー
http://www.pigjapan.com/bbfarm/index.htm
一緒に見学したのは、先月訪ねた熊本県菊池市の武藤計臣さん。武藤さんは以前自然農業協会の会員だった方で、現在は放牧養豚をされており、「走る豚」というブランド名で豚肉を販売されています。
⇒やまあい村 http://www.yamaai-mura.com/
それから私の主人と二日前に初めて会った藤田直子さんです。藤田さんは昨年九月に東京で開かれた趙漢珪先生のセミナーに参加されて、福岡在住ということで最近事務局へ連絡されてこられたので、姫野が会いに行った縁です。
山下さんは中国で発表されたとき放牧養豚の話をされたので、私はてっきり大分の農場でも放牧養豚をされていると思っていましたが、現在はされていませんでした。ここではイノシシが多くて取り組めないそうです。そこで千葉県に土地を見つけ、今年引っ越される予定だそうです。最初は鹿児島県の大隈で始めたそうで、「私は放牧養豚じゃなくて『放浪養豚』ですよ」と笑っていました。千葉ではブリティッシュ・バークシャー(以下BBとする)で放牧養豚という事で、理想の形態にたどりつけるわけです。
全身を覆う白い防護服と長靴に履き替え、又養豚をなさっている武藤さんはシャワーを浴びて服も着替えるという準備をして、見学です。自然農業ではここまでした事がなかったのでびっくりしましたが、原種の育種をしているので病気には神経を使っているとの事でした。一般の豚舎では当たり前の事なのかもしれません。
分娩舎では、生まれて2,3週間の子豚たちが、おっぱいを飲んだり、電灯のある部屋に固まって寝たりしていました。この黒豚は日本によくある黒豚(7,8頭)と違って産子数が8~11頭と、多目です。また出荷までの日数も7ヶ月だそうですから、一般の白豚(180~190日)よりは一ヶ月長いものの、普通の黒豚(230日)よりは短いそうです。
親豚の豚舎では、イギリスから直輸入されたBBのオスやメスがそれぞれの豚房にいましたが、よく見ると顔が違います。毛なみも違うし、顔もくしゃっとしわがあるのとないのがあります。同じBBでも種類が違うそうです。
もうすぐ千葉に引っ越すので、現在「店じまいセール中!」だそうです。BBの種豚が欲しい方は今がチャンス!
肥育豚舎はオガクズ床になっていました。昨年、山下さんが土着微生物の発酵床にも取り組んでみたいと、おっしゃったので、プリへの原稿代のかわりに黒砂糖を送りました。本を読んで元種採取を試みたようですが、うまくいかなかったようです。また豚舎の構造上、太陽光線、換気の問題もあります。床の発酵にかなり人が手を加えてやれば、なんとか出来るのではないかと思いました。
見学の後は、炭火でバーベキューです。山下さんが私たちのために用意してくださっていました。木陰で栽培している椎茸をとってきて、それも焼きました。ご飯と豚汁、パンも用意してありました。BBの肉は赤身がきれいで、塩コショウだけだったのですが、臭みもなく脂身もおいしかったです!帰りに手作りソーセージのおみやげまでいただきました。
山下さん、ありがとうございました。
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