久留米市田主丸町での自然農業資材作り実習の準備で、漢方栄養剤を仕込みました。事務局で販売している漢方栄養剤セットは当帰1,2㎏、甘草600g、桂皮600gですが、半分を当日の実演用に残し、半分の量だけ仕込みました。
漢方薬は乾燥しているので、液を抽出しやすいように、まずドブロクかビールを入れてふやかします。普通漢方薬は土瓶や鉄瓶で煎じて飲みますが、自然農業ではなるべく生のものの方が生命力があるという事で、熱を通さず抽出します。
韓国ではドブロクはどこでも安く手に入りますが、日本では自家製造しないといけません。そこで発酵しているものということでビールを使用します。生ビールがいいのでしょうが、今回は安い発泡酒を使用しました。今回は500ml.の缶ビールを7缶使いました。当帰は量が2倍ありますし、吸収がよくてすぐふやけるので、さらにビールが必要です。
ビールを入れると、当帰はすぐふくらんできます。
甘草と桂皮はほとんどみかけは変わりません。
一日おいたら、同量の黒砂糖を入れます。今回は雨が降ったりして気温が下がったので、三日後になりました。 写真は500g入りのマスコバド糖です。
発酵させている間は和紙でふたをします。今回は障子紙を使用しました。中身と日付をマジックで表記しました。これを4~5日後に焼酎につけるのです。材料と焼酎は1対10ぐらいですが、3回ぐらい抽出できるので、焼酎は相当必要
です。
1 件のコメント:
趙漢珪著「土着微生物を活かす」を読みました。この漢方栄養剤も載っており、私も作って見たいと思っていました。参考になります。
実は、教えていただきたいことがあるんです。それは、土着微生物の採取場所についてです。著書には「竹林か、広葉樹林で」とありましたが、針葉樹(松ですが)が混ざると良くないのでしょうか?
家の山は松山がほとんどで、松が50パーセント以上混ざってしまいます。
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