吉野さんのお茶畑は、水俣の湯の鶴温泉をさらに、山の方へ上っていった先にあります。途中にはきれいな棚田がありました。ぐるぐる山道を登って急に開けたところがお茶畑です。
最近の異常気象の影響で、葉っぱの先が茶色く変色していました。これでは一番茶は絶望的だそうです。これを刈り込んでも二番茶の出来にも影響を及ぼすとの事。
最近の消費者のお茶ばなれで、消費が伸び悩んでいるところ、この事態でダブルパンチです。いくら有機栽培で産直をしていても、経営はなかなか大変とのことです。
これでまた、お茶をやめる農家が出るだろうとの事でした。
慣行農法では、化学肥料の多投もそうですが、農薬の回数も7,8回、多い人は十回以上も散布するそうです。除草剤も使用します。どこの農家でも事情は同じかもしれませんが、やはり人手不足が大きな原因でしょう。なるべく手をかけないで、見た目のいいものを生産して、単価のいいものに仕上げるためにはしかたのないことなのかもしれません。
しかし、消費者の立場、環境を守る立場からすればとんでもない話です。
消費者の健康、環境を守るために頑張っている農家を応援したいと思います。
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