今日はルポライターの山根瑞世さんが訪ねてきました。山根さんは十年くらい前に農業ジャーナリストの大野和興さんなどと一緒に韓国ツアーに参加されていました。その時は「アイガモの料理を知りたい」という目的を持っておられました。日本ではアイガモ農法に取り組む農家が多いけど、役目を終えたアイガモの処理に困るという問題があります。そこで以前より鴨をいろいろ料理して食べている韓国では、どんな料理があるのか知りたいという事でした。そこで事前にお願いして、韓国の自然農業の会員農家の方が案内してくれたのが鴨料理専門の食堂でした。
そこでは鴨のお腹を開いて、中にもち米や胡桃、にんにくなどの野菜を詰めて、それを赤土でくるんで丸焼きにするという料理で、とてもおいしいものでした。山根さんはその後、アイガモ料理の本に韓国での料理も紹介されました。 そんなご縁があったのですが、その山根さんが久しぶりに電話してきて「実はブラジルに2ヶ月ほど行ってたんですが、そこで会った人に自然養豚を取り組むために研修生を日本に送りたいけど、連絡をとってほしいと頼まれました」という事でした。突然の話にびっくりしましたが、たまたま福岡に来る用事があるので、直接会って相談したいとの事、それで会う事になりました。 山根さんは特に取材でブラジルに行ったわけではなかったそうですが、二ヶ月間あちこち回ったそうで、農業事情や移民した日本人家庭の現地の材料で作った日本料理の事など、おもしろい話を聞かせてもらいました。 実は私はブラジル音楽(サンバ・ボサノバ)が大好きで、一度ブラジルに行ってみたいと思っていましたが、なかなか実現していません。ブラジルというと、カーニバルのイメージが強くて、ブラジル人は歌ったり踊ったりしているのかと思いましたが、山根さんによると、街の中でもそんな人は見かけないそうです。 ブラジルの経済は現在どんどん上向きで、生活水準も上がっているそうです。サンパウロなど南部の3州の都市部でブラジルの総生産の七割を占め、アマゾン川流域で二割くらい、残りの広大な地方で農業などが行われているそうです。ともかくブラジルの農業は規模がデカイ! 1000ha.でも狭い部類だそうです。
ブラジルというと、石油に代わる代替エネルギーとしてトウモロコシからバイオエタノールを作り、それが日本の食をはじめとする暮らしに大きな影響を与えていますが、ブラジル自体は自国でも石油が産出されたりして問題はないと聞き、自分が間違ったイメージを持っていることに気付かされました。トウモロコシを生産しているが、持っていくのはほとんどアメリカだそうです。
今回山根さんに話を託してきた方は高松さんというブラジルで有機農業を実践されている日本人入植者の方です。お話の自然養豚の研修については、JICAの事業の一環という事で、JICAの方とも打ち合わせて、もう少し具体的になってから再度話を進めるという事になりました。山根さんには一度「プリ」にブラジルの農業や食に関して原稿を書いてほしいと伝えました。
ブラジルというと、石油に代わる代替エネルギーとしてトウモロコシからバイオエタノールを作り、それが日本の食をはじめとする暮らしに大きな影響を与えていますが、ブラジル自体は自国でも石油が産出されたりして問題はないと聞き、自分が間違ったイメージを持っていることに気付かされました。トウモロコシを生産しているが、持っていくのはほとんどアメリカだそうです。
今回山根さんに話を託してきた方は高松さんというブラジルで有機農業を実践されている日本人入植者の方です。お話の自然養豚の研修については、JICAの事業の一環という事で、JICAの方とも打ち合わせて、もう少し具体的になってから再度話を進めるという事になりました。山根さんには一度「プリ」にブラジルの農業や食に関して原稿を書いてほしいと伝えました。
山根瑞世さんの著書
『「ほんものの米」が食べたい 有機米づくりに賭ける男たち』
『ルポ合鴨列島 農業の愉快な道、新しい道』
『「ほんものの米」が食べたい 有機米づくりに賭ける男たち』
『ルポ合鴨列島 農業の愉快な道、新しい道』