2011年8月28日日曜日

無農薬のライ麦の種



 ライ麦の種が必要な方はお分けします。金沢の能崎幸房さんが昨年植えたライ麦を、今年収穫して天日干しした種です。


 自然農業では、土作りにはライ麦が一番良いとされています。しかし一般的に市販されているライ麦の種は殺菌剤でコーティングされています。そこでなんとか自家製の種を採取できないものかと思っていたのですが、今回能崎さんのご協力で少量ですが出来ました。




「まだ本格的に育種して、採取したものではないので発芽率がどれくらいか分かりません」とのことです。研究中ということでご了承ください。能崎さんが昨年植えたのはタキイのライ太郎という種です。男分けできるのは全部で30㎏です。必要な方は事務局にお申し込みください。


ライ麦の種 1kg 800円 送料 実費


 尚、事務局では今後もライ麦の種の自家採取をしてくださる方を募集します。ご協力いただける方はご連絡ください。

山形のだだちゃ豆







山形のだだちゃ豆です。鶴岡市の志藤正一さんが送ってくださいました。



袋は庄内協同ファームのロゴマークが入っていてかわいい!





枝から取ってあるので、塩でもんで洗ってゆでるだけで簡単です。300g入りです。





だだちゃ豆は独特の香りと甘みがあって、とってもおいしいです!










志藤さんによると、昨年の猛暑の影響で、種の質があまり良くなく、さらに今年の天候の影響もあって収量が少なかったそうです。貴重なだだちゃ豆をありがとうございました。

2011年7月3日日曜日

五島市で自然農業のセミナーを開きました

 6月28日~30日、長崎県五島市で自然農業のセミナーを開催しました。主催は、新規就農者のグループとサツマイモの生産グループである「元気野菜つくり振興会」などの共催です。









 五島市福江には第2回基本講習会参加の木場義博さんがいて、18年近く自然農業を地道に実践してこられていますが、最近、新規就農をめざす人たちが五島にUターン、Iターンしてきて、さらに農業などを通して村興しをしようという「五島列島ファンクラブ」が出来るなど活発な動きがあり、そんな中で自然農業への関心が高まり、セミナー開催となり、姫野が講師として訪問しました。











 28日は交流と五島の現状を把握する日でした。宿泊は「五島列島ファンクラブ」の濱口孝さんご夫婦が運営する宿泊所で、廃校になった小学校を改築した所です。翌朝目覚めると、目の前は海で、静かな湾が広がっていました。後ろは小高い山です。五島が海と山の自然に恵まれていることを実感しました。すぐ浮かんだのは、ここはエサの宝庫だということです。自然農業の養豚や養鶏が実践されれば、すばらしいのにと思いました。

















 29日は町の中心にある、「ごと」というサツマイモの生産センターです。冷凍したかんころもち(五島固有のお菓子。サツマイモを蒸して干し、もち米や砂糖を入れてなまこもち状にしたもの)などを売る販売所もあります。講演会はその2階で行われました。30人弱の参加でした。午前中約1時間半、自然農業の話をし、パワーポイントでスライド上映、質疑応答などを行いました。



 午後からは、倉庫の前で自家製資材のつくり方実習です。土着微生物は、木場さんが事前に山に仕掛けたもの、黒砂糖に漬けた2番など準備していただき、たらいの中で3番の仕込みを行いました。







 




天恵緑汁はヨモギと杉の実で行いました。






漢方栄養剤は、当帰、甘草、桂皮、ニンニク、ショウガの5種類を黒砂糖に漬けました。発酵期間が必要なので、この日は焼酎は入れませんでした。


 卵の殻を炒って、水溶性カルシウム作りも行いました。最初入れ物が小さかったので、玄米酢を注ぐと、反応が激しくてふきこぼれてしまいました。入れ物の大きさも大事です。










 水溶性リン酸カルシウムは、フィッシュカルシウムを玄米酢に入れて仕込みました。お米のとぎ汁を4~5日前にとっておいてもらい、この日10倍の牛乳に注ぎました。



すべての実習を3時半ころ終え、質疑応答を行って終わりました。


  30日は、畑回りを皆で行いました。最初に見学したのは「元気野菜つくり振興会」の代表でもある浜崎さんのサツマイモ畑です。7反あまりもある広い畑を一人で植え付けたと聞き、感心しました。数年前に農業を始めたそうですが、農作業をとても楽しく行っているようです。サツマイモは安納いもという品種え焼き意も用です。






















 また別のサツマイモの畑を見学しました。こちらは4反くらいの畑ですが、周囲を1.5mくらいの幅で大豆がぐるっと植えられていました。地形の関係で周囲の出来が悪くなってきたので、土壌改良を目的に植えているそうです。耕運機と管理機で畝立てをし、中耕で土寄せと除草を兼ねる。



 焼きいも用サツマイモは㎏200円とわりと単価がいいので、最近取り組む人が増えているそうです。















 来年は、福岡の焼酎会社と契約して、紫芋の甘酒やかんころで仕込んだ焼酎などの原料を生産する計画があるそうです。


 自然農業に深い関心を寄せていただいたようで、これからさらに、講習会、基本講習会、韓国ツアーなどを計画したいと思っています。楽しみですね。

2011年3月21日月曜日

泉精一さんが農水大臣賞を受賞しました




 環境保全型農業推進コンクールで
  泉精一氏が農水大臣賞を受賞しました!



 去る3月16日、岡山市のメルパルクにおいて第16回環境保全型推進コンクールの中国四国地域内の受賞者に対する授賞式が行われ、当協会の前会長である泉精一氏が優秀賞を受賞しました。
 下の写真は表彰状と共に授与された記念の盾を持つ泉さんです。

 今回のコンクールには全国の69の農業者や団体から応募があり、農水大臣賞には8点が選ばれ、その他優秀賞20点、奨励賞19点、特別賞4点が選ばれています。この日は中国四国地域の農水大臣大賞の泉精一氏ほか、優秀賞3団体、奨励賞2団体が受賞しました。



 午後からは中国四国地域環境保全型農業フォーラムが開催されました。岡山大学准教授の岸田芳朗氏の総評のあと、泉さんの「有機農業35年~ゆうきで地域・島おこし~」と題した講演がありました。



 パワーポイントでみかん園や鶏舎を紹介しながら、泉さんがこれまで歩んできた農業への取り組みが発表されました。改めて、泉さんのこれまでの努力や成果を知ることができました。






 その後、岡山市でブドウを栽培している上松美智夫氏による「ブドウにおける有機栽培技術の可能性にかける」という基調講演を行いました。上松氏は長年有機栽培によるブドウの生産を行っており、その中で皮ごと食べられるセトジャイアンツという品種も作り出し、数年前からはジベレリン以外の農薬や化学肥料は使わないで栽培しています。残念ながら当協会の会員ではありませんが、土着微生物を利用した肥料をやり、電子水やアルカリイオン水なども活用して優秀品を生産しています。




 その後、発表者を交えたパネルディスカッションが行われ、環境保全型農業を定着させるためにはどうすればよいか、また行政などに望む事などについて意見が交わされました。


2011年1月21日金曜日

澤村輝彦さん(肥後あゆみの会)の農場見学をしました

 トマトハウスを自然農業で3町


 1月18日、作本さんに続いて不知火町の澤村輝彦さんの農場を見学しました。澤村さんは「肥後あゆみの会」という組織を作って、仲間と一緒に販売を行っています。澤村さんは主にハウスでトマトを栽培しています。

 澤村さんのハウスへ行くと、ちょうど自然農業の資材散布の作業をしていました。中に入ると漢方薬にいい匂いがします。澤村さんは通路を急ぎ足で移動しながら、動力噴霧器でトマトの木に散布していきます。






 作業が終わって、お話を伺いました。散布していたのはアケビとトマトのわき芽の天恵緑汁と漢方栄養剤でした。ここは黄化葉巻病が多いので、予防として5日おきくらい天恵緑汁玄米酢を散布しています。それにときどき漢方栄養剤も混合しています。「去年受けた専門講習会で趙先生が、漢方栄養剤には殺菌効果もあると言っていましたので、混合しています」との事。

 澤村さんはハウスを3町経営しているので、人を常備10人くらい雇って管理していますが、この散布作業だけは自分でやるそうです。「やってて楽しいんですよ、農薬と違って防護服もいらないしね」そして「私は量より質、味の良さを求めています。消費者の健康のためでもあります。」自然農業に取り組んで、その成果を実感し、農業が楽しくなったそうです。 ハウスのトマトの葉は、濃い緑ではなく、鮮やかな黄緑色です。実は中ぐらいの大きさで、3個から5個くらいつけています。伸びた枝を横にずーっと這わせていく栽培方です。これなら、つねに高さが一定なので作業が楽です。






 通路には稲ワラが敷き詰められています。これで根を守り、微生物を育て、土つくりをしているのです。










これから6月まで、20段から25段まで収穫していくそうです。ここは元は塩田だったところを干拓してできた農地なので、塩分のせいで育ちが悪いそうです。奥の方はさらに塩分が濃くて実の太りが悪いそうですが、そのかわり糖度は高いので「塩トマト」として売っています。小さくても1個100円です。

 昼食のときに味見させてもらいました。皮は厚いけれど甘みがあってとってもおいしかったです。トマトジュースもいただきました。何も入れていないそのままのジュース。濃くて甘みがあり、これもおいしかったです。「大事に育てていますから、捨てる気持ちになれないんです。出来たものは加工してすべて売ります」と澤村さん。熱い思いが伝わります。

 浅植えで根の潜在能力を引き出す

 見学者の方がトマトの根元を見て「えらい浅植えやな」と言いました。写真のように、盛り上がった根っこが見える程です。「自然農業は根の力を引き出すということで、浅植えなんです。ほとんど置く感じで、少し土をかぶせる程度。甘やかさず、根が養分がある方へ、自分から伸びていくように仕向けるわけです。そうすると長期間の収穫にも耐える丈夫な根に育つんです」

 無農薬のパール柑畑

 昼食後、「肥後あゆみの会」の仲間である中川泰晴さんの畑を見学しました。ゴルフ場のある山を登って見晴らしのいいところにその畑はありました。きれいな黄色の大きなミカンがいっぱいなっています。熊本ではパール柑と呼んでいるみかんで、文旦の仲間です。

                           「みかん作りには色々と苦労をしてきましたが、自然農業の基本講習会を受け、水俣の新田九州男さんにご指導いただき、現在では無農薬で栽培できるようになりました。有機の認証を受けて、販売先も安定しており、助かっております。味が年々よくなっていくのがうれしいです」と中川さん。

 そろそろ収穫時だというパール柑を、さっそくその場でいただきました。さわやかな酸味の中にほんのり甘みがあります。キロ250円くらいで販売しているそうです。
 一緒に来てくださった、同じ仲間の松本さんのポンカンと一緒に、おみやげも用意してくださいました。ありがとうございました。熱心なみなさんの姿勢と、忙しい中丁寧に応対していただき、感激しました。改めて学ぶところが多かった見学会でした。

2011年1月20日木曜日

作本農園を見学しました


 1月18日、愛媛の平岡新太郎さんのグループを案内して、作本弘美さん、澤村輝彦さんのグループの農場見学をしました。平岡さんが住んでいる久万高原町直瀬のお米のグループで15名がいらっしゃいました。今回はお米の研修という名目ですが、自然農業について見学したいという事でしたので、それならお米が主作物ではないけれど、熱心に自然農業に取り組んでいる農家という事で、作本さんと澤村さんにお願いしました。

 前日松山でフェリーに乗り、早朝5時に小倉に到着、バスで九州自動車道を熊本へ向かう途中、私(姫野)を拾ってもらい合流、バスの中で事前に自然農業やお二人の取り組みについて紹介しました。
松橋インターの出口に作本さんが迎えに来てくださり、さっそく作本農園の堆肥場へ案内してもらいました。

河川敷の刈り草や枝で堆肥

 この堆肥場には、河川敷で刈った草や木の枝などが持ち込まれ、積まれています。




























これを時々切り返しておくと、次の写真のようにだんだん分解されていきます。これはその山に草が生えている写真です。
















 そして、3年ぐらいたつとこのように土のようになってしまいます。たった3年でこうなるとは! 土着微生物のすごさですね。作本さんは、この堆肥をぼかし肥料をつくるときに1割くらい混ぜているそうです。




「市は処分に困っているものですから、私が場所を提供して喜んでもらっています。切り替えしは業者がやってくれるので楽です。」と作本さん。工夫次第で、有機物の堆肥も省力で出来るのですね。





おいしい野菜を作る工夫

 次に畑の見学です。この時期は農作物も少ないとのことでしたが、これはにんにくです。種を冷蔵庫に2週間くらい入れておくと、植え付けたら、早く芽が出ます。そうやって、収穫時期をずらして出荷しているそうです。








 これはネギです。以前、作本さんに送っていただいたネギがとても甘くて、おいしかったのを覚えています。やはり消費者に人気だそうです。
 土着微生物のボカシ肥料が効いています。






















 これは納豆工場からもらった、検品で使用して破棄される納豆です。食べてもかまわないくらい新鮮なものですが、これをただ同然でもらってきて、ボカシ肥料を発酵させる活性水に投入します。







この活性水には他に、酪農農家からもらってくる初乳も入れるそうです。初乳も捨てられるものなのですね。これで乳酸菌も補給するわけです。

 この他に混合しているのがくず大豆です。家畜のえさとして使用されるものですが、これも安く仕入れて、ボカシ肥料の材料にしています。


 作本さんは、上手に材料を手に入れて、そして質の良い肥料作りをしているのです。


 この後、干しレンコンや、粉レンコン、節の乾燥させたものなど、加工をして「ほぼ100%」 収穫したものは販売する、というお話を伺いました。正品として出せないB品を加工していたものが、最近では人気で足りないくらいになっているそうです。「安く価格を付けていますからね。でも欲を出さないのがいいと思っています」これが作本さんの販売哲学です。

2011年1月15日土曜日

自然農業の農産物はおいしい!!

 あるがたいことに、会員の皆さんから事務局には、収穫されたばかりのおいしい農産物が届きます。その気持ちに感謝するとともに、いつも思うのはその「味の良さ」です。
おいしいイタリア野菜
 これは、昨年夏、田んぼクラブでお世話になった福津市の花田さんのイタリア野菜です。色々な種類のズッキーニと、後ろのオレンジ色のはカボチャです。このカボチャはでっかくて、ひとつで大きなスイカ2個分くらいです。煮物ではなく、薄く切って炒めたりします。
 花田さんの野菜を買っているイタリア人シェフが、田んぼクラブの収穫祭のときに料理をしてくれましたが、このカボチャを使って作ってくれたリゾットが絶品でした。オリーブオイルを使って、中火より弱めの火でじっくり炒めて作ります。
 ズッキーニは、韓国のホバックに似ていいるので、私はときどき韓国風にジョンにしたり、汁物に入れたりもします。
 ともかく、甘くておいしいのです。
自然農業のリンゴです
 次は福島の畠さんのリンゴです。畠さんはいつも秋になると、様々な品種のリンゴを送ってくださいます。品種別に目印のシールがはってあります。
 今年は天候のせいで、だいぶ苦労したようです。赤いのはフジです。さっぱりとした味の中に甘みがあり、後口がいいのです。
 次は、山形の小関恭弘さんのお米です。事務局では「天恵農場」のマーク入りの米袋を販売していますが、一番使用しているのは小関さんのグループ「おきたま自然農業研究会」です。小関さんはお米の食味コンクールで毎年受賞する程、味の良さは認められています。
これは300グラム入りの白米、玄米、もち米の詰め合わせです。こんなご進物はいかがでしょうか?
おもちもあります。
下の写真は、2㎏入りの米袋です。これは、デザインを自分で作って、パソコンでプリントアウトしたものです。専用の用紙があるのですね。これなら、自分で工夫して袋が作れます。事務局で現在扱っているのが、5㎏入りと30㎏入りなので、ときどき、2㎏入りはないか、と言われることがあります。注文の枚数が多くなければ印刷代がかかるので出来なかったのですが、これなら、少数でも出来ます。