今年新しい自然農業の単行本を発行します。出版社は創森社(そうしんしゃ)という農業関係の本をよく扱っている東京の出版社です。創森社から本を出版している秋田の佐藤喜作氏からの紹介で、出版が実現しました。
対象は農家、農業関係者だけでなく、家庭菜園を楽しんでいる非農家の人達まで含みます。そこで自然農業を誰でも取り組めるように、土着微生物の採取、培養の仕方や天恵緑汁の作り方などを、「土着微生物を活かす」よりもさらに丁寧に解説した本にする予定です。実際に取り組んでいる農家の方たちの紹介もします。
原稿を書かなくてはいけないのですが、季節はまさに天恵緑汁を仕込む時期です。まずは写真撮影という事になりました。
4月19日は熊本県水俣市の新田九州男さんのお宅でタケノコの天恵緑汁と土着微生物のボカシ肥作りの撮影を行いました。
新水俣駅でカメラマンの山本さんと合流し、新田さんのお宅へ行きました。家の前の倉庫兼作業場へ行くと、新田さんが朝採ってきた孟宗竹がトラックの荷台にたくさん積んでありました。挨拶もそこそこに早速山本さんがシャッターを切ります。私もホームページや事務局ブログで紹介するため、デジカメで撮ります。
大きなカメに大きなまな板を渡して、タケノコを刻みながらカメに入れていきます。それに黒砂糖をまぶすように入れます。大量のタケノコが新田さんによって刻まれてはカメに入れられ、黒砂糖がまぶされます。それを上や横から山本さんが写します。倉庫の中は暗いので、私のような素人は自動にしてフラッシュをたきながらの撮影ですが、プロカメラマンの山本さんは違います。フラッシュをセーブするためのカバーをつけての撮影です。
光の加減を調節して被写体を撮るのがプロなんですね。
次はボカシ肥です。まずは倉庫の横の大きな水溜めの横にあるコンクリートの風呂桶のようなところで混合する水を溜めます。約500リットル入るそうです。そこにワカメの天恵緑汁、海水、糖蜜を入れます。ホースで外のボカシを作る場所に送ることが出来るように作られています。
ボカシを作る場所は屋根があり、すでに米ぬか、油粕、魚粕などが用意されていました。これに土着微生物の元種、燻炭などが混合され、ホースで先ほどの混合水がまかれます。それを新田さんがユンボで混ぜるのです。約2トン作るそうです。水を混ぜながら、切り替えしていきます。約1時間の作業でした。
奥さん手作りのちらし寿司の昼食をご馳走になって、午後からはみかん園での撮影です。今は河内晩柑がちょうど収穫時期で、樹に実っている所が撮影できます。
車でみかん園に移動し、適当な場所を探して撮影です。息子さんと一緒に写真や河内晩柑を持ったバージョンなど様々撮りました。
おみやげにタケノコと河内晩柑をいただきました。新田さんお世話になりました!
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