
新しい自然農業の単行本の製作の為、写真撮影を行いました。4月23日は千葉県横芝光町の土屋喜信さんのお宅で天恵緑汁の仕込みや土着微生物の採取、培養の撮影を行いました。
横芝駅で創森社の相場さんとカメラマンの三宅さんと合流し、土屋さんのお宅へ伺いました。銚子の宮崎憲治さんも今日は手伝いに来てくださいました。
まずはヨモギの天恵緑汁の仕込みです。早朝、土屋さんがすでにたくさんのヨモギを採取してきていました。秤で計ったら約7kg.あります。少し長いヨモギは包丁で刻んで漬け込みます。大きなプラスチックのたらい(種籾の塩水選用)で黒砂糖3.5kg.と混ぜ込みます。それをカメに詰め込んで落し蓋をして重しを載せました。
1週間前に仕込んでおいたヨモギの天恵緑汁を出来上がった天恵緑汁と仮定して、ざるにあげ、液をとるところも撮影しました。
撮影の段取りは相場さんがカメラマンの三宅さんに指示します。三宅さんは脚立に上がって上から撮影したり、反射板で光を調節したりして、次々にシャッターを押して行きます。これ、という一枚のために何度も角度を変えたり、カメラの調節を加減したりして写します。さすがプロです。横で私もデジカメで写しました。

午後からは土着微生物の元種つくりの撮影です。4~5日前に竹林の腐葉土の中にいけておいたスギのお弁当箱で採取した土着微生物①番を黒砂糖でまぶしてカメに漬け込みました。
この土着微生物②番と米ヌカと混ぜて水分調整して山を作りました。同時に腐葉土の中にある白い菌の固まりー通称ハンペンと呼んでいるものーを利用して培養する方法も撮影しました。

同じくすでに4~5日前に仕込んであったこの土着微生物③番と赤土、畑の土を混ぜて水分調整して山を作りました。これが土着微生物④番です。
次はイチゴのハウスで天恵緑汁散布の様子を撮影しました。土屋さんのイチゴの畑にはところどころ

ニンニクが植えられています。病気予防のコンパニオンプランツだそうです。小さな虫をくっ付けて取る黄色い紙もぶら下げてあり

ます。無農薬で栽培するイチゴはほとんど消費者が摘み取るイチゴ狩りで売れてしまうそうです。
人参の畑でも天恵緑汁散布の撮影を行いました。

2月の山形で開催された基本講習会への差し入れでいただいた巨大人参は、土屋さんが作って送ってくれたものでした。大きくなり過ぎるので、種を蒔く時1穴に2粒蒔くそうです。甘くておいしい人参です。大部分は房総食料センターを通して生協に売られていますが、中には個人のお客さんもいるそうです。ガンを患われて人参ジュースを飲むために注文してくるそうです。もう3年のおつき合いだとか。自然農業の農産物は生命力があるのですね!
撮影は薄暗くなっても続けられ、漢方栄養剤、乳酸菌、水溶性カルシウムなどを行いました。皆様お疲れ様でした。きっといい本になると思います。
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