2009年6月27日土曜日

千葉県勉強会がありました(2)


 おいしい! 土屋さんの人参


 次に見学したのは人参畑です。もうほとんど収穫され、少ししか残っていませんでした。収穫してはねた小さい人参をいただいて食べてみたら、カキみたいに甘くておいしかったです。


 栽培の概略は、自然農業の基盤造成処理をしたあと、土着微生物のボカシ肥rを散布して翌日1月11日に種まき。最初はトンネル栽培。ボカシには竹の粉と燻炭も入れました。竹の粉は現在試験中です。面積は8畝で、上記肥料は20kg袋で8袋くらい使用。

 堆肥に使う落ち葉は、公園の落ち葉をシルバーの人に集めてもらって積んでおいてもらっています。1~2年置いて使用します。

 3週間で芽が出る。3月末に間引きをする。トンネルのビニールを取って、追いまきをする。


2本立てで収量50%増!


 周囲では1本立てが多いそうですが、土屋さんは2本立てにします。つまり一つの穴に二本立てるという事。肥料のせいか大きくなりずぎるので2本立てにしたそうですが、多少B品は増えるが収量は50%もアップしたそうです。反当5トン半ぐらいとれるそうです。周囲では3~4トンが普通だそうです。

 また、自然農業栽培によって、人参の質があがったと言います。形も人参の先がとがらず、まるみをおびています。

 土屋さんは房総食料センターという組織を通して販売していますが、無農薬栽培は価格も約20%高く買ってもらっているそうです。


イチゴは観光摘み取り販売


 最後はイチゴのハウスを見学しました。もう収穫も終わり、これから次の作業に移るところでしたが、栽培の概略を伺いました。

 品種はトチオトメ、アキヒメそれに千葉県の品種でフサノカ(房の香?)が少しあるそうです。畦は腰近くまで高く作ってありました。以前は終わると、壊して堆肥を入れ、また畦を立てていたそうですが、現在は通路にワラや落ち葉、もみがらなどを入れてボカシ肥を入れ、そこに畦を作るようにして、楽になったそうです。


 防除は同じくモミ酢、玄米酢の散布です。唐辛子液に使用した唐辛子は栽培したハバネロという非常に辛い品種でした。ときにはキャノーラ油液(キャノーラ油に卵黄を混ぜて製造する)も散布して、それなりの効果が得られたそうです。


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