2008年3月5日水曜日

畜産専門講習会を受講してきました



 2月25日から28日まで、韓国で自然農業畜産専門講習会を受講してきました。場所は自然農業生活学校で、忠清北道槐山(ケサン)にあります。仁川国際空港から車で3時間くらいの距離ですが、今回は一人だったのでバスでの移動でした。2回乗り換えて最後はタクシーに乗ってやっと到着。空港から5時間かかっていました。
 期間中はほとんど雪で寒かった。写真は生活学校の校庭に止めた参加者の車に積もった雪の情景です。暖房は食堂や談話コーナーでは練炭ストーブが使用されており、宿泊の部屋はオンドルで暖かかったです。



  参加者は67名で、韓国全土から集まっていました。中にはアメリカからの参加者もいて、私が日本からの参加と国際的でした。皆趙漢珪先生の講義を熱心に受講しました。今回は養鶏・養豚だけでなく、繁殖肥育牛も含めての内容でした。

 「エサは80%自給しよう!」「草は30%エサに」「土飼料(土着微生物④番に乳酸菌、酵母などを混合したもの)を25~30%入れる」「微生物や微量要素で健康を保つ」などなど、これからの畜産に取り組む上において大切な話が盛り沢山でした。牛にミネラル液や玄米酢、天恵緑汁など自然農業の各種資材を混合した液を散布して皮膚(汗腺)から吸収させ、肥育を促進させる処方箋もあり、とてもおもしろかったです。女性のお化粧と同じで効果が大きいそうです。


 
 参加者の方はすでに自然農業式で畜産をしている人は一人もなく、一般的な方式で鶏や牛を飼っていたり、これから畜産に取り組む予定の人たちでした。中には取り組む作目を求めて、基本講習後、米や果樹や畜産の専門講習会を次々と受けているつわものもいました。


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