2008年5月9日金曜日

「ニュース23」で韓国大統領に会いました



  去る4月21日、TBS系列テレビ「ニュース23」の特別プログラム「李明博韓国大統領があなたと対話」という番組に参加しました。テレビ局から参加の誘いが来たときに、韓国大統領と話が出来る機会はめったにないし、また発言の仕方で何か自然農業の宣伝にならないかと思って引き受けました。自然農業協会からは群馬の湯浅直樹さん、山形の小関恭弘さん、新潟の宮尾浩史さん、事務局の姫野祐子が参加しました。
参加したのは関東中心ですが全国から集まった、韓国に関心のある人達102人です。年齢層や性別、職業などが多様になるよう選ばれています。私たちがもらった名札には名前の下に「農業」と書いてありました。

  番組自体は1時間半ですが、大統領との対話の時間は正味1時間。しかもテレビ局側で番組の流れとして「大統領の人柄について」や「南北問題」などテーマが決められています。さらに京都の大学からは筑紫キャスターと大学生が参加していて、そちらからも質問がされます。番組スタッフによると質問できるのは10人くらいとの事。これでは大統領と対話などとても難しいなと説明を聞いてすぐ思いました。
  さらに、通訳の声を聞く機械装置の関係で、質問は日本語でお願いしますとの事。私だけでなく、韓流ブームで韓国ファンになった女性たちや、旅館で韓国人旅行客を受け入れている人達など多くの人達が、この日の為に質問を韓国語でしようと準備してきていました。会場に流されていた、過去に放送されたクリントン大統領と市民対話のビデオでは、英語で質問している人もいたのに。会場からがっかりした参加者の声があがりました。

  外国の現役大統領という事でテレビ局は警備に相当気を使っていました。スタジオに入る前の金属探知機は胸にさした名札の安全ピンやボールペンにも反応してしまう高感度のものでした。テレビ局の外は大統領滞在中、通行止めになりました。
スタジオには韓国のKBSテレビなど2局もテレビカメラが入っていました。韓国でも放映されるそうです。

  待機と準備で4時間待たされた後、いよいよ本番です。何度も練習した拍手で大統領を迎え、番組が始まりました。大統領は非常にまじめで、気さくに質問には答えてくれました。私たちは一生懸命手をあげましたが、指されることもなく番組は終わってしまいました。
残念ながら自然農業の宣伝にはなりませんでした。ただ私としては参加して、韓国大統領と身近に接することが出来ました。またテレビ番組を作るための段取り、スタッフの役割分担など見事なもので、今後協会で行事を行うに当たって非常に勉強になりました。膳場キャスターはテレビで見るよりすごくきれいでしたよ。

  夜、番組を見て、さらに感心しました。よく編集されていました。質疑応答の部分はほとんどそのままでした。大統領の背側に座った宮尾さんと湯浅さんはよく映っていました。
その反対に大統領の正面に座った小関さんと私は大統領や草薙剛の顔はよく見えましたが、一番後ろの列でもあったので画面には全然映っていませんでした。
 しかしよい経験をさせてもらいました。

0 件のコメント: