2011年11月15日火曜日

韓国の自然農業を視察 2

干拓地で55ヘクタールの稲作 自然農業で克服

 今回実施するにあたって、基本的な自然農業の稲作法にプラスして行ったことは塩害対策でした。それは土着微生物を拡大培養するとき水分調整に30倍の海水を使用するということです。こうして塩分に強い土着微生物を培養したわけです。 こうして出来た土着微生物4番を反当150㎏撒きました。

 今年は雨が多かったことも幸いしたようです。一般的には長雨は困ったものですが、ここでは塩害の被害を少なくしてくれたようです。

 ただ、均平が完全でなかった為、低いところは水が深くなって、除草目的で入れたジャンボタニシが稲を食べてしまい、ところどころぽっかりと空間が空いてしまいました。
(しかし、のちに収量がわかったそうですが、まずまずの収量だったそうです)


 ここ現代瑞山(ソサン)農場は、日本の和牛にあたる韓牛も飼育している。韓牛は阿蘇で見られる赤牛によく似ている。すでに亡くなったが現代グループの鄭周永会長が北朝鮮に送った500頭の韓牛はこの農場から送られたそうです。



 ここでは、牛にやるワラを昔ながらの方法で蒸してやっている。とても健康で昨年韓国中で問題になった口蹄疫にもかからなかったそうだ。その飼育法を売りにして現代デパートで普通の牛肉の2~3倍の価格で売っているそうです。


 今後、この瑞山農場で自然農業の取り組みが拡大されたら、自然農業で栽培された稲ワラをエサにして、さらにブランド力を高める計画をしているそうです。

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