自家配合のエサで自然養鶏10年
鶏舎に来て、ドイツ人の人たちは皆、臭いのないことや鶏が静かな事に驚いていました。ドイツからのお客さんは農家の人は少なかったのですが、中に畜産関係の人や、教会の関係でこれから共同体として畜産を含む農業を始めようとしていて、関心が高かったようです。
鶏舎の前にサツマイモのツルと葉が積んでありました。いもの収穫と一緒に持ってきて乾かしているようです。これといもをエサの中に15~20%入れるそうです。エサには赤土も入れるという事でそばに積んでありました。
冬期用に葉を切ってそのままビニールの袋に入れてサイレージを作っていました。「一緒に米ヌカも入れるといいんですが、なしでも充分発酵します」冬場は青草類が足りないときは、大根やカボチャを使用するそうです。
卵は一個500ウォン、一般の卵の倍以上で販売します。販売はすべて直接配達しているそうです。
最後にキムさんに何か問題点がありますかと訪ねたら「この十年間旅行に一回も行けていないことです」と言ってました。でもうれしそうに話していましたから、その代わり生活は安定しているということでしょう。
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